婚姻届の捨て印は無効?受理されないケースと事前対策を紹介します

毎年訪れる結婚記念日は、二人や生まれてくる子供達を含めた家族でお祝いをする年に一度の素敵なイベントです。そのため、結婚記念日をいつにするかは重要なポイントで、たとえば付き合い始めた記念日やお互いの誕生日など覚えやすくてお祝いしやすい日程を選ぶ人が多いようです。婚姻届けの受理に手間取ってしまってはその日付も変わってきてしまうので、希望したその日にしっかりと受理してもらえるように準備を進めていく必要があります。

婚姻をする場合に出す届出です。
婚姻届の受理された日(基本的に婚姻届を提出した日)が婚姻成立日となります。
なお、外国の方式で既に成立した婚姻についても、日本に報告するために婚姻届が必要です。

https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/kusei/life/A016.html

書き間違いに気を付けよう

婚姻届けの書類は、二人が結婚して新しい世帯を設けるという公式な書類となるため綺麗に丁寧な文字でミスなく記入することが大切です。初めて見たという人も少なくない書類だと思うので、多少緊張をしてしまいミスが起きる事も考えて、記入用紙は余分に用意しておいた方が良いでしょう。お住まいの区役所や市役所で入手できるもののほか、最近はインターネットからダウンロードできるものもありますので、何枚か用意して記入を開始しましょう。

書き間違いで多いのは、住所や世帯主の名称が住民票に記載している内容と相違がある場合、また新しい本籍の欄にマンション名やアパート名などの記載をしてしまっている場合、届出人として署名する場所にすでに新しく変更する予定の苗字を記載してしまっている場合などが多くあります。婚姻期間が長くすでに彼の名前を使っていた彼女などの場合は、注意しておかないとうかりと彼の苗字で名前を書いてしまう事があるので注意しましょう。

捨て印を活用して上手に訂正する方法とは

文書の署名押印に利用した印鑑を、別途別の場所に捨て印としておしておくことで該当の印を訂正印とすることが出来て、万が一書類に不備があった場合などにわざわざ訂正印を押す必要がなくなりとても便利なのでおすすめです。公式な婚姻届けなどの書類は、書き損じがあった場合に修正ペンなどで記載を変更することは認められておらず、二重線で文字を削除しその上から訂正印を押す事が正式な修正方法です。

捨て印を押す場所が最初から決まっている婚姻届けもあるので、その場合はその場所に押しておくだけでよいのですがもし固定の場所が金盾居ない場合には捨て印である旨を一言添えて押しておくとよいです。ただし、お住まいの市役所や区役所のルールにのっとって、訂正印のみ可としている場合もありますので、事前に確認して安心でよいでしょう。とはいえ、捨て印を押していたことが問題になることはないので、押してしまって不受理になるという事はありません。

戸籍謄本を付ける事も忘れなく

婚姻届けを提出する際には、婚姻届けだけではなく他にも必要な書類があります。それが、戸籍謄本の添付です。戸籍謄本とは本籍地が明記されている書類で、本籍地と同じ場所に婚姻届けを提出する場合には必要ないのですが他の場所で婚姻届けを提出する際には添付が必要になります。そしてこの戸籍謄本はおおむね3か月以内ぐらいに発行されたものである必要があるので、大昔にとっておいた戸籍謄本を流用して提出するといった事は避けたほうが良いです。

また最近特に多いミスとしてあげられるのが、消えるボールペンを使った記載です。そのようなボールペンはノートの書き損じなどを簡単に訂正できるためとても人気があるのですが、公式な書類の場合は逆に簡単に訂正できてしまっては問題になりますので、消えるボールペンを利用した記入は受理されないケースとなります。ダウンロードできるタイプの婚姻届けを利用する場合には、サイズにも注意が必要です。A3サイズの紙のみが利用できる書類になるので、別のサイズで印刷してしまう事がないように注意しましょう。

早め早めの準備を進める

早め早めの準備を進める

絶対にこの日を結婚記念日として制定したいなどの希望がある場合、確実にその日に婚姻届けを提出したいと思う人は多いと思いますが、婚姻届けを提出した日が婚姻日となるのではなく、受理された日が婚姻成立日となるという事が盲点かもしれません。たとえば記念日が休日にあたっている場合、市役所の窓口が開いていないというケースもあります。夜間休日窓口を設けて対応してくれている市町村は多くありますが、窓口を設けていないケースもあるので念のため事前に確認しておくほうが安心です。

また、本籍地以外に提出する際に必要になる戸籍謄本は郵送で取り寄せる事も可能ですが、その場合2週間程度の時間がかかる事もありますので事前に準備を進めておく必要があります。証人の欄に記載してもらう人が身近に住んでいる場合は良いのですが、遠方の場合もあるのでその点も事前に依頼しておくなどの考慮が必要です。早めの準備をしておくことが、スムーズな結婚生活を始めるポイントです。

まとめ

結婚式の準備に長い時間と労力をかけていて、ついつい婚姻届けについては忘れてしまっていたというケースも少なくありません。ただ役所に提出するだけという印象があるかもしれませんが、実は意外と事前の準備が必要で、事前に準備しておくことで希望の日程に入籍することができるので、忘れずに対応しておきたいものです。また記入ミスや記載漏れがないように、チェックリストなどを作って新郎新婦ともに二重でチェックをしながら進めていくとよいです。もしかしたらこれが、大切な最初の共同作業かもしれません。

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